要支援者の方の体力測定について(リハビリ)
今回は、要支援者の方の体力測定について説明したいと思います。
要介護1・2といった軽度な要支援者が要介護1~5といった、
より重度の状態に移行することを予防するために、
適宜体力測定を行い運動機能の向上のプログラムの実践のヒントになるように実施しています。
①握力測定
握力は下肢筋力・立位バランス・歩行能力など全身の筋力や体力に反映されます。
②開眼片足立ち時間
歩行時の歩行転換などバランスが必要な日常生活の能力に反映されます。
片足立ち時間が5秒以内は転倒されるリスクが高いです。
③椅子から立ち上がり、3m先の目印を折り返し、再び椅子に座る時間を測定する。
日常生活では、自宅の固定電話に出る・横断歩道を渡るなど時間が制限された
生活動作の指標に用いることができ、13.5秒以上になると転倒されるリスクが高くなります。
上記のこと以外に、立ち上がりテストなどの項目があり、体力の現状を把握し、
運動プログラムを考え、その方に適したリハビリの提供をしています。