【リハビリコラム】けいれんについて
【リハビリコラム】けいれん(こむら返り)について
皆さん、こんにちは?
今年も嫌になるほど暑い日が続いていますね?皆さん、熱中症には十分に気をつけて下さいね!!前回のブログで熱中症対策についてお話しているので、是非参考にしてみて下さい✨
ところで、熱くなってきたり、寝ている時に足がつる人が多いと思います。そこで今回は、なぜ足がつりやすくなるのか、予防策や対処法は何かなどをお話していこうと思います‼
まず、足がつるのはなぜ❓
足がつるのは、ふくらはぎの筋肉が収縮することです。睡眠時、自分の意志でなく、筋肉が収縮し強い痛みが数秒~数分間続きます。また、熱中症になっても手足がつることもあります。その原因として・・・
汗をかくことで水分だけでなく、電解質も失われることになり、血液中の塩分(ナトリウム等)が失われると、太ももやふくらはぎなどの筋肉に痛みを伴ったけいれん(こむら返り)が起こります。
電解質って何❓
電解質とは、人の体内の水分に含まれる、ナトリウムやカリウムなどのイオンの事です。これらのイオンにはいろんな役割があり、体内に溶け込んでいて、全身の細胞の水分量の調節や筋肉の収縮、神経の伝達などを支えています。電解質は大きく分けて5つあります。
これらの電解質が失われることで、手足がつる原因となってきます。
皆さんは睡眠中に足をつった経験はありますか??
その原因とは・・・
⭐電解質や水分の不足
⭐日中に運動をする方
激しい運動で筋肉の働きを調整するミネラル分が排出され、筋肉疲労が起きることでつりやすい。
⭐冷え
1日中エアコンの効いたところで身体が冷え、血行不良になることでつりやすい。また、冷えることで筋肉も緊張状態になります。
余談ですが、骨盤の歪みがあると足への血液循環が悪くなり、冷え・むくみの原因となるそうです・・・
また、年齢が上がるにつれて、睡眠時の足の痙攣が増える傾向があります。
理由として、足の筋肉量が減るためだそうです。筋肉量が減ることで血流が滞り、電解質が運ばれにくくなります。さらに日常生活でも、足への負担は常にかかっています。筋肉量が減少しているので、疲労物質も蓄積されてつりやすい状態になっています。
睡眠中に足がつらないための予防策とは?
⭐水分補給
スポーツドリンクや経口補水液(OS-1)などを摂取することで、足がつりにくい状態になります。
⭐ストレッチ
疲れている筋肉を伸ばすことで、緊張した筋肉が緩和され、つりにくい状態になります。運動前後や寝る前にストレッチをすることをオススメします?
少しだけストレッチを紹介します!!
①足首をぐるぐる回す(何回でもOK)
②ふくらはぎを伸ばそう!(各20~30秒)
⭐体を温めよう!
就寝時に体を冷やさないように、レッグウォーマー等を活用しましょう!
夏場は暑いと思いますが、湯船につかることもオススメします。
足がつった時の対処法・・・
足がつったとき、筋肉が硬くなり激しい痛みを伴います。この状態の時に筋肉は酸素が不足しており、苦しい状態です。
つま先を手前にゆっくり引いて筋肉を逆側に伸ばしてあげましょう。無理してストレッチをすると逆に痛めてしまいます。痛みが続くときは肉離れの場合もあるのでそのままにせず、受診してください。
今回は足の痙攣(こむら返り)についてお話ししました。これからも暑い日が続くと思うので、寝る前や運動前後にストレッチ等を行い、健康な体作りを行っていきましょう!!