【リハビリコラム】ストレッチについて
久しぶりのリハビリコラムです?
今回はストレッチの要点についてお伝えしたいと思います?
ストレッチとは、「筋肉」を伸ばす体操のことで、主な効果には、
① 身体の柔軟性の維持と向上
② 関節可動域の改善と維持
③ ケガの予防
④ 筋肉疲労の回復
⑤ 身体の痛みをやわらげる
⑥ 心身をリラックスさせる
⑦ 筋萎縮(筋肉がやせること)の抑制
などがあるそうです
ストレッチの種類は様々ありますが、大きく分けて以下の2種類が挙げられます?
①静的ストレッチ・・・同じ姿勢をキープしてじっくり筋肉を伸ばす
息を吐きながら20~30秒キープする
②動的ストレッチ・・・身体を大きく動かしながら筋肉を伸ばす
ラジオ体操のようにこれから行う運動に合わせた動きを行う
※どちらも「痛みを感じない程度」で「反動をつけすぎない」ように!
正しい使い分けとしては、
運動や作業の前に②動的ストレッチを行うことで、ケガの予防や疲れにくくすることができ、
運動後や入浴後の体が温まっているときに①静的ストレッチを行うことで、柔軟性の改善や疲労の回復を図ることができます
以前は運動前に①静的ストレッチを行うことが多かったようですが、逆に運動のパフォーマンスが落ちることが分かっています
では、ストレッチを行わないとどうなるのでしょうか?
筋肉は縮むことはできても伸びることはできないため、使いっぱなしで放っておくと固くなって柔軟性が低下します?
そして、柔軟性が低下したままの筋肉でさらに運動や活動をすると、その分関節や靭帯への負担が増し、ケガや痛み、身体の歪みにつながります?