【リハビリコラム】姿勢について

皆さん、こんにちは

ゴールデンウィークも終わり、だんだんと暑くなってきましたね

これから薄着になる季節ですが、体型を気にする方もいらっしゃるのではないでしょうか

そこで今回は「姿勢について」お話をしていきます

 

姿勢について

「姿勢」とは、重心に対して、バランスをとっている時の体の姿と言われています。

姿勢が悪いと、実年齢より老けて見えるという外見的な問題だけではなく、肩こりや腰痛、膝痛などの原因にもなります。姿勢を整えると、胸部が開きやすくなることで呼吸が深くなり、基礎代謝があがります。その結果、消費カロリーが増える、腸内環境が改善するなどのメリットがあります。

 

正しい姿勢

正しい姿勢とは、「耳・肩・腰・膝・くるぶし」が一直線になる状態をいいます。身体の構造としてみると、背骨を含む骨・関節や筋肉が正常で、神経にも問題なく、最小限の力で姿勢保持ができ、力学的かつ精神的に安定した状態が良い姿勢とされています。

 

悪い姿勢

腰痛や背部痛が引き起こされ、日常生活や就労、運動などに問題が生じた状態を悪い姿勢と判断しているそうです。しかし、上記の良い姿勢が絶対に良いというわけではありません!

例えば腰が曲がっていても元気で活動的な人がいます。つまり体幹や下半身のバランスが保たれていれば、問題となることは少ないので、姿勢にはバランスが大事だと考えられます。

 

ここで、姿勢のセルフチェックを紹介していきます

セルフチェックをしてみて、皆さんはどうでしたか

一度試してもらって、ご自身の姿勢がどうなのかチェックしてみるのもいいかもしれないですね・・・

 

姿勢の悪化から肺機能の低下やうつになる可能性も・・・。

姿勢が悪くなると、痛みからQOL(生活の質)の低下を引き起こします。高齢者では介護が必要な状態になることもあるそうです。

また脊柱の後弯や胸椎から背中が丸くなる円背(猫背)は、腹圧の上昇を招くそうです。それが原因となって、便秘、腹部膨満、腸炎、胃潰瘍などの胃腸の機能障害や食道裂孔ヘルニア、逆流性食道炎を引き起こします。後湾や円背は肺機能も低下させ、無気肺、肺炎、肺気腫を招きます。逆流性食道炎は誤嚥の原因にもなり、そこから肺炎などの肺疾患が生じることもあります。姿勢の悪さは心理面にも影響を及ぼし、気分がすぐれなかったり、うつ状態になったりすることもあるそうです。

 

姿勢が悪くならないよう、ストレッチや筋トレをして姿勢を改善していきましょう

これから姿勢を整えられるいくつかストレッチや筋トレをお伝えしていきます

タオル体操(10回程度)

【効果】

全身の血行を促進し、体のこり解消や姿勢改善効果のほか、疲労回復にも役立つそうです。

 

肩甲骨回し(肩上げ6回程度、肩回し3回程度ずつ)

【効果】

肩まわり、僧帽筋(そうぼうきん)、肩甲骨まわりの凝り解消、血液、リンパの流れ促進

 

肩甲骨を引き寄せる運動(6回程度)

【効果】

肩まわり、肩甲骨まわりの凝り解消、猫背改善

 

ヒップアップ(10回)

(初級)お尻が少しでも浮くくらい

(中級)腰まで浮くくらい

(上級)肩甲骨まで浮かせるくらい

 

猫背の方は背中の筋肉が弱りがちなので、背中がしっかり伸びていることを感じながら取り組んで下さい。

ゆっくり息を吐きながら背中側に力を込めて、肩から膝のラインが一直線になるまで持ち上げましょう。

息を吐きながらお尻を下ろし、元の体勢に戻ります。腰を反るのではなく、背中側の筋肉全体で持ち上げることが重要です。このトレーニングでは背中の下側やお尻、太腿の裏の筋肉を刺激できます。

 

今回は4つ紹介しましたが、背中の筋力をアップするのも姿勢改善のトレーニングにもなります。

私も姿勢を良くしようと思って、ストレッチや筋トレをしていますこのトレーニング以外にも普段の生活から姿勢を伸ばすよう意識しています。姿勢を良くしている方が気分的にもスッキリしたように感じます

是非皆さんも一緒にトレーニングをしてみませんか最初は回数を少なめでもいいと思うので、無理のない範囲でやってみて下さい

 

  
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