【リハビリコラム】車いすについて
【リハビリコラム】車いすについて
7月になり、ムシムシした日が多くなってきましたねこれから、熱中症にならないよう外出時は帽子を被ったり、こまめな水分補給をとるようにしましょう
今回のリハビリコラムは「車いすについて」です。車いすが必要になるのは、自力で歩行が難しいとき、けがや病気で足が不自由になったときなど様々な場面があります。しかしどこで購入したらいいのか、値段はどれくらいするのか等いろんな疑問があると思います。今回はそういった疑問たちを解決できたらなと思います
車いすって購入品か介護保険でのレンタルどっちなの
車いすは購入もレンタルもどちらでも可能です!!両方のメリットを今から伝えていきます。
レンタルには介護保険が適用できます!!
介護保健制度を利用する福祉用具のレンタルサービスは「福祉用具貸与」と呼ばれ、要介護(要支援)認定を受けた方が利用できます。その中で、介護保険を利用してレンタルできる物は全部で13種類あり、車いすも含まれています。原則として要介護2以上と認定された方が対象となります。ただし、日常的に歩行することが難しいなどの一定の条件を満たしていれば、要支援1~2、要介護1の方でも例外に認められる場合があります。介護保険が適用されると、費用の1割(所得に応じて2~3割)の自己負担額でサービスを利用することができます。
レンタル料金の相場
種類やレンタル事業者によって異なりますが、自走式車いすや介助式車いすを全額自己負担でレンタルすると、月額5000円~8000円程度になります。介護保険が適用できるかどうかは、担当のケアマネジャーさんに聞いてみて下さい!!
また、事業者にもよりますが、短い期間のレンタルも可能です。しかし、多くの場合レンタル料金は1ヶ月単位となり、1日のレンタルだけでも上記の値段を払う場合がほとんどです。
介護認定を受けていなくてもレンタルは可能ですが、レンタル料金は全額自己負担となります。
レンタルのメリット
・初期費用を抑えることができる
購入後に身体状況の変化や住環境の変化があると、それに合わせて車椅子も買い替えが必要になり費用がかさんでしまいます。必要な期間だけ車いすをレンタルする方が初期費用を抑えることができ、負担を軽減できます。また、車いすのレンタルには介護度により介護保険が適用されます。
・レンタル事業者によって定期的なメンテナンスが実施される
貸し出し前や返却後はもちろん、レンタル中にも定期的に点検が行われ、不具合が見つかれば修理や交換などの対応をしてくれます。利用中は、利用状況の確認も定期的に行われ、それに合わせた変更の提案や調整、選び直しをお願いすることもできます。
・不要になったときには返却するだけ
車いすが必要ではなくなった時、レンタル事業者に返却するだけで済むため、置き場所や処分方法などを考える必要がありません。必要な期間だけ使用し、不要になったら引き取ってもらえる手軽さは、レンタルならではのメリットです!!
購入のメリット
・車いすを長期間使用するとき
どれくらいの期間、車いすを使用するかを予測することは難しいですが、介護保険の利用の有無やレンタル期間を考えて購入するかどうか検討していきましょう。
・車いすを自由に扱いたいとき
レンタル品を使用する場合は、汚れや傷などがついてしまうことが気になりますよね。また、名前を書いたり、ステッカーを貼ったりと、自分好みにアレンジできるのは、購入するからこそできることです。
個人で購入する場合は、新品や中古品も選ぶことができ、選択肢の幅が広がります!!
購入品の場合、どこで売っているの?
ホームセンターや福祉用具のお店でもその場では持って帰れないですが、購入することができます!!また、ネットでも購入はできますが、実物と異なっていたり、サイズが合わなかったりと失敗する可能性もあります。値段は2万円以上からのものが多いです。
誰に相談したらいいの?
車いすが必要か等の疑問は、担当のケアマネジャーさんに相談できます。必要であれば、福祉用具の専門相談員を交えて車いすの選定まで一緒に決めてもらえます。その際に購入がいいのか、レンタルがいいのかも聞けます!!
今回は、車いすのレンタルや購入の違いや大体の値段のお話をさせて頂きました。次回は車いすの種類や機能の話ができたらなと思っているので、次回もチェックしてみて下さい